当店が一番こだわっていること
代表の相川です。今日も元気にブログを更新します。
当店が一番こだわっていることは、下地処理、特に水洗いです。
塗装屋が一番最初にやる作業が、高圧洗浄機を使った水洗いになります。この水洗いを、当店はよそとは比較にならないほどこだわっていて、徹底的にチョーキング(塗料が劣化してできる粉)をきれいに落としきります。
※(ちなみに、よそはほぼ必ずこの水洗いを最初にやりますが、当店はそれよりも前にやる事があります。水洗いは二工程目(二番目)にやります。その理由についても、いずれお話します)
水洗いが終わった後は、お客様立ち合いの元、お客様が気になるところをお客様ご自身の手で触って確認して頂き、チョーキングがどこでもきれいに落とし切れていることを確認して頂いております。
しかし、いつも悲しいのが、お客様は、「たしかにきれいになってるね」と言って頂きますが、時々言われる事が、「でも、よそがどれだけ汚いとかきれいにやってるとか、わからないけど」と言われます。
これは、20年の塗装経験として、とてもよくわかります。
想像して見て下さい。塗装屋が、
「明日水洗いをして、あさっては養生をします。」
と言うとします。そして、翌日、水洗いをして、水洗い完了後に、
「これで水洗いが終わりました。明日から養生作業をして塗りだします」と言ったとします。
その時、本当にきれいにチョーキングが落ちたかを、外壁を触って確認しようとするお客様は、いったいどれくらいいらっしゃると思いますか?
私は、今までどれくらいの水洗いを自分自身でしてきたのか、または、手元作業(手伝い)として、水洗いの現場に立ち会ってきたか、おそらく、合わせて少なくとも300〜400現場以上は立ち会ってきたと思います。
その中で、水洗い完了後に、お客様ご自身で外壁を触って確認された方は、たったの二人です。実際、水洗い後に、本当にきれいにチョーキングが落ちたかを確認されるお客様は、ほぼいらっしゃいません。
理由として考えられることは、ちゃんとやってくれている、と信用しきっていることと、高圧洗浄機のうるさいエンジン音をたてながら、職人が水洗いしているのだから、きれいになっているはず、と思っておられるのだと思います。そして何より、
「塗装の事は、何もわからない」
これが一番だと思います。
私は、20年の塗装経験の中で、200以上の塗装会社、塗装職人と仕事をしてきた経験上、チョーキングをしっかりと落とし切る水洗いをした職人は、過去、一人もいませんでした。本当に、一人もいません。
そして、実際にご自身の手で外壁を触って確認されたお客様も、たったの二人だけです。
その二人のお客様は、ご自身の手で外壁を触って、まだチョーキングが残っている事に気づき、その水洗いをした職人に、
「けっこう汚れ(チョーキング)残ってるよ」
と言いました。するとそれぞれの職人は、全く同じことを言いました。(その二人は全くの別会社でそれぞれ面識も無い別人)
「どうしてもそれくらいは残るんですよ」
と。
そして、そう言われたそれぞれのお客様は、そうなんですね、と納得してしまいました。
しかし、そんな事はありません。ちゃんときれいにやれば、チョーキングはしっかりと落とし切れます。しかし、しっかりとチョーキング、汚れを落とし切る塗装屋は、経験上一人としていませんでした。
私の水洗い現場を手伝ってくれた職人は、皆驚きます。ここまでやるか、と。しかし、そんな事は当たり前です。なぜなら、見積もりの時、水洗いをする必要性の説明の時に、おそらくどこの営業マンも職人も、
「水洗いをして、このチョーキングをしっかり落としてから塗装に入ります。チョーキングが残っていてはいけません。だから、水洗い料金を頂きます」
と説明しているはずです。しかし、どこの塗装屋も、チョーキングを落とし切っていないのが現実です。
そして、お客様も、水洗い後の外壁が、本当にきれいにチョーキングが落ちているかを確認される方は、ほぼいません。ごくわずかな、全体の1%以下の方は、チョーキングが残っている事を確認し、それを指摘したとしても、職人から、
「どうしてもそれくらいは残ってしまうんですよ」
と、もっともらしいことを言われると、お客様も納得してしまうものです。なので、この水洗いが、どこもかしこもいい加減にやっていながらも、日本中でクレームがほぼゼロなのは、そういう理由です。それが現実です。
お客様が、仮に塗装のクレームを言う場面、タイミングがあるのならば、それは皆さん、仕上がりの出来栄えに関してがほとんどです。
仕上がりが雑、汚い等がほとんどです。
塗ってしまえばわからない塗装の仕事は、塗る前の段階、下地処理、水洗いに関しては、クレームはほぼ、ゼロです。
だから、どこの塗装屋も、水洗いをいい加減にやるのです。
ちなみに、塗装屋の中には、「水洗いは半分休みみたいなもん」と思っている職人も多いです。一戸建ての住宅で、午前中に水洗いをさっさと済ませて、午後は帰ってゆっくりする、という職人が、とても多いです。半日で終わらせてしまうような水洗いは、120%チョーキングは落ちきれていません。
当店では、一戸建ての住宅で、水洗いは早くても丸一日、大きめのお家だと丸二日間かかります。
当店は、日本中の塗装屋の中でもトップクラスの下地処理、特に水洗いをしっかりやっている自信があります。
しかし、水洗い後にお客様に立ち会って頂き、外壁全面がきれいにチョーキングを落とし切っている事を確認して頂いたとしても、言われてしまう、思われてしまうのが、
「確かにきれいだけど、よそがどれだけ汚いか、きれいかは、わからない」
という事です。これが、いつも寂しいと思うところです。
しかし、塗装の持ちは、大きな差がでます。汚れの上から塗る塗料が、汚れを徹底的にしっかりと落としてから塗る塗料と同じな訳がありません。そういう塗装をする業者が10年持つならば、当店は間違いなく15年持ちます。
また、他にもこだわっていることはたくさんあります。これから更新していきます。
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