ほとんど使わない雨戸の塗装
代表の相川です。今日も元気にブログを更新します。
今回は、雨戸の塗装についてのお話です。
それぞれのお家の方によってまちまちですが、雨戸を頻繁に使われる方もいらっしゃれば、台風の時くらいしか使わないから年に数回しか使わない、という方もいらっしゃいます。
この後者の、雨戸はほとんど使わないというお家の方の雨戸は、雨戸をしまう戸箱(戸袋)にいつもしまってあり、普段から紫外線にも当たらなければ雨にも当たらないので、ほとんど傷んでいません。年数が経っているので多少は色が霞んではいますが、とてもきれいなままです。
さて、この傷んでいない雨戸を、塗り替えの時にも当然ほとんどの方が塗られますが、ここでも手抜きがよくされています。
傷んでいないから上塗り1回で終わり。それで綺麗に仕上がる
という業者が多いです。私は今までも、
手抜きとはそれはすなわち業者の利益であり詐欺である
と言ってきました。これが、ちゃんとお客様にも、「傷んでいないから1回でいいと思う」と説明して、本来は3度塗りの所を1回しか塗らないからと、その分を返金するなり、最初から1回分の料金しか頂いていないのなら全く問題はないですが、3度塗りの料金を頂いていながらそういう事をやるのですから、当然詐欺です。詐欺以外の何物でもありません。
ほとんど使わない、傷んでいない雨戸については、私も3回も塗らなくてもいいかな、と思うところもあります。そういう場合私は、それでも下塗りは必ず塗るので、下塗りと中塗りの2回になります。本来は塗るはずの上塗り1回分の料金は、最初から頂かないか、工事完了後に返金をさせて頂いております。もちろん、そんなに傷んでいなくても、せっかくの機会なので本来の3度塗りはした方が一番いいです。
私は↓のブログで、当店は一度出させて頂いたお見積もりから値引きをする事は一切ない、とお話しましたが、上記の内容であれば、もちろんその分は引かせて頂きます。これは値引きでもなんでもなく、当たり前の事です。
https://tokonameshi-toso.com/column/column-2409/
改めて、どんな手抜きであっても、それは業者の利益であり詐欺です。
塗装なんてどこも一緒。安ければ安いだけいい。安い方が得。
という考えの方もたくさんいらっしゃいますが、塗装の仕事ほどその考えは当てはまらない職業もなかなか無いのではないか、と思う今日この頃です。
しかし、「どっちみち手抜きされるなら安い方がいいに越した事はない」という考えの方がもしもいらっしゃれば、その考えは正しいかもしれません。
ただし、安くて手抜きもされない、というのは、200%あり得ません。
そうなると、逆に高ければいいのか?というと、これもまた全く違います。
大手ハウスメーカーの実態↓↓の件もそうですし、いい加減な仕事しかしない職人や社長でも、高い料金を提示して、
「よそより高い料金だからこそしっかりやります!」
という業者もたくさんいます。
塗装に限らず、職人仕事全般に言える事ですが、その仕事は誰がやるのか?が全てです。
だから、何度も言うように、
塗装業者選びは選ぶ人の運次第
なのです。